DSP開発
- 2人の天才が生み出したDOMエンジンをベースに、多くの産業向けにITベース及びチップ向けソフトでのDSPを提供 -

DSP(デジタル・シグナル・プロセッサー)においては様々な定義がありますが、当社のようにITベースやチップ向けソフトでのオーディオ・プロセッシングに特化して開発・供給を行う企業は多くありません。それは世界中のトップアーティストたちと音楽プロダクションを通し協業を積み重ねてきた歴史故に、現在においても音の分野のパイオニアとしてコア・コンピタンスを築いてきたからに他なりません。
再現性が強く、音に関するあらゆる分野においての応用が利く製品を開発可能であり、音楽再生から家電、航空や宇宙空間における通話、更には電車・バス・駅などのデジタル案内やAIロボット内蔵のスピーカーまで、想像が難しいほどの広い分野に対応しています。加えて音質を決めるプリセット開発においては、当社がドイツ・ワールドカップの公式曲をマスタリングした実績から、そのアート性と精度の高さは世界最高峰と言えることはおわかり頂けるでしょう。

強力なエンジンがベースとなるDSP
DSPのプログラミングにおいて、どういった味わいによるサウンドを形成するかの考え方は最も重要と言えます。音のテイストは対象機材の在り方、鳴り方を決定づけ、その上これまでの概念にないほどの強力なエフェクトを可能とするアルゴリズムから、ジャンル分けや音声の聴こえ易さを調整するような規模ではなく、そもそもハードウェアをどのように鳴らしたいのかを根底から調整することが可能です。
『そんなことが可能なのか?』
というご質問を頻繁に頂戴しますが、当社のDSPやサウンドエンジンDOMを実際に聴かれた方々は、その強力なサウンド変化に驚愕されます。決してオーバートークなどではなく、実際に上場企業をはじめとする担当者との商談において、これまで多くの実力が認められてきています。

ゼロスタートからの開発も、OEM形式も開発可能
先の述べた強力なエンジンがベースになるDSPは、如何様にでも開発が可能とも言えます。強力ということは設定幅が広く、自由度が広いとも言え、プリセットを作り込むことは非常に難解とも言えますが、プリセットは当社が最も得意とする開発箇所でもあります。
音の方向性を決め、更にはどのように仕上げるかについては、多くの事項が含まれることからゼロスタートなのか、OEM形式なのかを考慮する必要があります。ゼロスタートの特注であれば理想を徹底して追い求めることが可能となり、世の中に存在しない概念や真新しい音の方向性をプロダクトに組み込むことが出来、製品としての価値を最大化させられます。一方OEMはコスト重視の開発が可能であり、既存のベーシックな当社のアルゴリズム・計算式から理想のサウンドを作り上げることが可能です。

最高品質の技術と感性の融合が魅力あるDSPを開発させる
DSPによって何を鳴らすのか、その対象物によってアルゴリズムは全く異なります。あらゆるハードウェアは、それぞれの環境によって作り込みが全く異なる故に、その作り込みにフィッティングするプログラミングが求められます。そして
『良い音』
とする概念自体が非常に抽象的であり、何をもってして良いとするのか、定義が具体的にあるわけではありません。私たちの長年にわたる研究開発においても、良い音の概念を明確化させることは常に課題としてきましたが、具体的な計算式を導いているわけではありません。一定の方向性と世界のトレンドは明確に理解していますが、それが計算で出せるほど簡単ではないのが人間の感性です。最終的には熟練の職人技となる技術ですが、このアナログな一面も含め、私たちは深く音の魅力を理解しています。